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VENTURE SPOT 2013年9月号

ちょっとしたcafe PATISSIEReco房/岩間 有希 氏

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もっと素材にこだわったお菓子づくりをしたいという想いから

ちょっとしたcafe PATISSIEReco房オーナーの岩間氏は、東京都練馬区生まれ。エコールキュリネール国立辻製菓専門カレッジ卒業後、練馬区大泉にある『西洋菓子おだふじ』にて約2年、『フラッグスカフェ produce by4℃』のケーキ工房にて約3年、ショコラ『ベルアメール』にてケーキづくりを約2年経験。パティシエ経験を 積む中で、もっと素材こだわったお菓子づくりをしたいと、岩間氏自身の将来の夢、想いが強くなっていったという。高校時代からの友人である坂口氏に、ふとその想いを打ち明けたところ、「自宅の 1Fを利用してカフェを開いたら?」という提案を受け、それまで特別独立開業を志していたわけでは なかった岩間氏に、突如、独立の機会が訪れる。2008年、『ちょっとしたcafe PATISSIEReco房』オ ープン。地元、石神井のお子様連れや岩間氏の同世代のお客様の賑わう店舗として現在に至る。

こだわり素材と地元食材から生まれた「ねりま小松菜ケーキ」

ねりま小松菜ケーキお店のこだわりは、砂糖はミネラルたっぷりの国産黒糖、卵は自然卵を使用するこだわり素材。 「地産地消」「有機」「国産」といったキーワードに加え、「練馬区にある生産者のこだわった素材 など、近隣から調達できるからこそ提供可能な完熟イチゴやブルーベリーを積極的に採用し、お菓子 づくりを行っている。なかでも、練馬区観光協会が主催する練馬コレクションを受賞した『ねりま小 松菜ケーキ』がオススメ。「練馬産の小松菜をふんだんにつかうことで、黒糖の優しい甘さに加え、 小松菜の自然な風味、甘みが口にひろがる」と評判。できる限り地元にこだわる岩間氏の姿勢は、周 囲の人たちへ影響を与えている。

店舗やオーナーの今後のビジョン

cafe PATISSIEReco房の店舗「各地のこだわり素材を使っていろいろなお菓子づくりに挑戦したいという想いはあるものの、やはり地元練馬区に密着した方針になるだろう」と、岩間氏。当面、店舗は大きくしようとは考えていないが、『ちょっとしたcafe PATISSIEReco房』を通して、人が出会う場所、ゆっくりしてもらえる 空間を提供し、練馬の生きた情報が集まる地域の起点として練馬住民の方からの存在感は大きくして いきたいと語る。練馬に住んでいることを楽しんでもらうために、日々、お客様の誕生日や結婚式などのライフイベ ントの彩りを与える存在を目指し、活動を行っている岩間氏の今後に注目したい。

店舗DATA

店舗名
ちょっとしたcafe PATISSIEReco房
所在地
東京都練馬区上石神井1-39-10
TEL
03-3920-0109