創業者田村隆盛の「座右の銘」
かつてコンピュータ-システムの世界は、メーカー/機種毎に別々のOSを搭載したコンピュータ機器が溢れかえり、顧客がコンピュータ機器メーカーを変更することは、業務システムをレベルアップすることより、OSの違いからくるシステムの変更をすることに力が注がれ、業務システム機能や使い勝手はそのまま等閑にさせられることが多い業界でした。 OSを統一してくれたマイクロソフト社が現れ、OSの互換性の保証の元に、世の中すべての業務システムがダイナミックに機能アップしたことは間違いのない事実です。 更に、インターネットインフラが世界中で普及したことで、その中を行き交うデータも世界統一されなければ使い勝手の悪いものとなっています。
そう どこかの企業が独占してくれることで、インターネット同士のデータの互換性が急速に高まり、使い勝手やトータルコストが極限まで下がる訳です。
アドビ社のPDFや、マイクロソフトのオフィス製品などがこれにあたります。 世の中の効率とスピードを更に上げるのは、圧倒的シェアのシステム・サービスが各業界分野ごとに、いくつ生まれるかにかかっていると私は思っています。
当社は、このマイクロソフト社がOSの世界で実現したように、外食企業のお客様にとって、情報システムというものを、最高の使い勝手やコストパフォーマンスを実現して、しっかりインフラとして根付かす為には、外食業界の情報システム・サービスを当社がしっかり独占するしかないと真剣に思っています。
世の中の競争力を最終的に削ぐような話に聞こえるかも知れませんが、インターネットインフラは目に見えてこの現象を業界情報システム単位に加速させるものになっています。
そして最後は、圧倒的か、マニア的シェアか、企業として無くなるか 世の中が段々こうなりつつあると思うのです。
当社のパンフレットや沿革には、業界初や、世界初などの文字がそこら中にあります。
私の信条は、過去にも現在にも事業として同じビジネスモデルを絶対に追わないことにあります。
だから個々の事業モデルや、サービスが世界初になっていたり、業界初になるのです。
統計資料のない未知の領域を創造するため、当然と言えば当然の結果なのです。
次に過去の一例をご紹介しましょう。
- 国内パソコンパッケージにソフトウェア保守制度を月額料金として持ち込んだのも当社が初。
(1989年) - 保守制度の中にあるシステム無償レベルアップをオンラインで提供し始めたのも当社が初。
(1991年) - POSシステムのマスタやプログラムまでも通信処理でレベルアップ標準サービスにしたのも当社が初。
(1993年) - 業界専用のポータルサイトを目指して、ホームページを開設したのも当社が初。
(1995年) - そして、ASP/データセンターという言葉もなかった時期に、ASP型業務サービスを開始したのも当社が、初でした。
(1996年)
1997年に開発し、2001年にサービスを開始したリアルタイムレストラン予約サイト「R2(r-two.jp)」も、店舗ごとに異なる飲食店のフロアレイアウトをデータベース化し、更にテーブルごとに時間軸管理して、リアルタイムで空席を発信して、一般消費者と24時間365日リアルタイムマッチング確定させるという、世界で初めてのサービスでした。
まだまだ早すぎて、現在一旦サービスを停止していますが、2011年にWebの予約システムとして特許を取得。
今後のビジネスの中で確実に再チャレンジしたいと思っています。
とにかく業界初や世界初で、他社の追随をしない創造ビジネスモデルを事業化することに情熱を傾ける意義は、マーケットの独占しか考えていない為ですが、これには心臓破りの苦労が伴うのも 事実です。
創業した当初より、こうした現状を乗り切る為に自身の「座右の銘」としてきた言葉があります。
真似をしない信条のため、本来誰かの文書であることが一般的な「座右の銘」も私自身が創ったものです。
これからも五独の精神で頑張りたいと思います。