IR情報

株主・投資家の皆様へ

アルファクス・フード・システム 代表取締役社長 株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

当第2四半期累計期間(2023年10月1日~2024年3月31日)についてご報告申し上げます。
 我が国経済において、円安を背景としたインバウンド需要や個人消費の改善により回復が緩やかに継続しておりますが、一方でウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化により継続してエネルギー価格等の高騰を背景とした景気下押しリスクがあり、依然として先行き不透明な情勢が続いております。
 このような環境のもと、当社は、創業時より一貫し、外食企業を中心とした顧客に対し「情報システムインフラ企業」として、利益追求のための食材ロス削減を実現する「飲食店経営管理システム(R)」、人件費の最適化や生産性を高めるための勤怠集計管理システム「Timely」を主力に「食材費」・「人件費」の二大原価の透明化をパッケージシステムとクラウド型、ハイブリッドクラウド型で提供するとともに、業界に特化したPOSシステム、オーダーリングシステム、配膳ロボットなどの周辺サービス等を通してトータルソリューションシステムを提供しております。
 当第2四半期累計期間は、当社主要顧客の外食市場におきましても、行動制限や営業制限が解除されたことにより回復傾向にありますが、労働力不足の深刻化や、資源・原材料価格の高騰による仕入価格や物流費等の上昇、物価上昇による節約志向の高まりなどから、依然として厳しい経営環境が継続しておりシステム投資控えの状況下であるものの、ほぼ予定通り、システム機器や配膳ロボットなどの周辺機器の設置を行いました。
 引き続き、従来からのASPサービス/パッケージシステム「飲食店経営管理システム(R)」、「自動発注システム」を核とした食材ロス/コスト削減サービス提供や、勤怠集計管理システム「Timely」、外食産業へのワンストップソリューションサービスの経験を生かして製品化したカラオケチェーン店向け予約管理システム「カラオケショット」、在庫管理システム「棚卸し探偵団」、補助金対象とされている配膳ロボットや掃除ロボットなどのAIロボットで水平展開も行いつつ、人手不足によりニーズが高まっている2020年6月に特許を取得した外食産業用のセミセルフおよびセルフレジ「セルフショット(R)」も補助金対象製品として拡販に注力し、DX化を通して食文化の発展に貢献してまいります。またコロナ禍でストップしていましたグローバル展開も進めてまいります。
 今後も資源価格上昇を背景とするコスト環境の悪化が調達・生産への影響として想定されますが、製品の調達方法・生産体制の見直しなどによる製品確保の改善をより一層の強化に努めてまいります。

全役職員一丸となって、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に励み、株主・投資家の皆様をはじめとする関係者の皆様のご期待にお応えしてまいりたいと存じます。

今後とも一層のご支援ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。



代表取締役社長 藤井由実子

創業者田村隆盛の「座右の銘」