IR情報

株主・投資家の皆様へ

アルファクス・フード・システム 代表取締役社長 株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

当事業年度におけるわが国経済は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進みつつある中、緩やかな持ち直しが続いている一方で、世界的なエネルギー・食料価格の高騰や欧米各国の金融引締め等による世界的な景気後退懸念など、依然として先行き不透明な厳しい経営環境が続いております。
 このような状況下、当社は、創業時より一貫し、外食企業を中心とした顧客に対し、利益追求のための食材ロス削減を実現する「飲食店経営管理システム(R)」シリーズ、人件費の最適化や生産性を高めるための勤怠集計管理システム「Timely」を主力に「食材費」・「人件費」の二大原価の透明化を掲げたシステムをASP/パッケージシステムで提供するとともに、業界に特化したPOSシステム、オーダーリングシステム、周辺サービス等を通してトータルソリューションシステムを提供しております。
 その結果、売上高は1,780,779千円(前事業年度比33.2%増)と増収となりました。利益面に関しましては、営業利益56,736千円(前事業年度は営業損失515,207千円)、経常利益32,760千円(前事業年度は経常損失553,198千円)、当期純利益104,907千円(前事業年度は当期純損失598,881千円)と増収増益となりました。

現在、当社の主要顧客である飲食業界は未だかつてない人手不足が生じております。また、募集を行っても人材が揃わないため、お店がオープンできないことも起こっております。このような中、配膳AIロボットをどのように活用すればよいかがキーを握ると感じております。これからは人とロボットが融合して、配膳・下げ膳はもちろん、オーダーの応対、お席へのご案内など、これまで人が行っていることができるロボットの二次開発に注力していくことも大切だと思っています。
 併せて、当社主力製品である特許を取得しています「自動発注システム」で食材の発注の適正化に取り組み、主要顧客の営業を支えていけるシステム創りに専念してまいります。
 今後も資源価格上昇を背景とするコスト環境の悪化が調達・生産への影響として想定されますが、製品の調達方法・生産体制の見直しなどによる製品確保の改善をより一層強化することで、遅延のない納品と収益力の増強に努めてまいります。

全役職員一丸となって、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に励み、株主・投資家の皆様をはじめとする関係者の皆様のご期待にお応えしてまいりたいと存じます。

今後とも一層のご支援ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。



代表取締役社長 藤井由実子

創業者田村隆盛の「座右の銘」