 | VENTURE SPOT 2013年7月号 | 一覧に戻る | |
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ENZO pasteria |
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<「人と接する仕事に向いている」 叔母の言葉がヒントに> |
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「飲食でなければいけないわけでなく、人に接することに関わりたかったんです。飲食は、人に接す
ることに、食事を追加したイメージですよね」と語る中山氏。大学時代からアルバイトを通して飲食
のめり込んでいったという。目の前でサービスを提供した結果がダイレクトに、お客様の表情や売上
に表れる、わかりやすさも面白さの一つという。しかし、幼少の頃、「人と接する仕事をした方が向
いている」と叔母に言われたことが、飲食に飛び込んだ最後の決め手であったという。飲食業に関わ
ると決意し、最初に飛び込んだ牛角では、23才からは異例となる店長を経験。当時最新の飲食経営手
法を身につける。その後、飲食に関わる仲間3人で株式会社ノンピを立ち上げに参画。社員として店
舗立ち上げから、経理、SV を歴任し7年勤務した後、2010年3月に社内独立制度を活用し、Enzo
pasteriaで独立に至ったのである。
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<映画"グランブルー"に出てくる店舗のにぎわいを> |
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敷居の高い、年に数回だけ特別な時に利用するような、高級志向のお店溢れる西麻布エリアだが、そ
もそも飲食店は、低価格でデイリーユース、もっとカジュアルに楽しんで頂けるお店を作りたいとい
う想いから、あえてこの地での出店を計画した。
イメージは"グランブルー"という映画の中に出てくるパスタパーティでの和やかなシーン。そんな雰
囲気を演出していきたいという思い入れから、主人公であるエンゾ・モリナーニという役名から
「ENZO」を取りEnzo pasteriaと命名。料理のテーマは「健康は毎日の食事から」と、デイリーで利
用できる価格でありながら、体の中からキレイになってもらえるような、魚介中心の健康ヘルシーな
料理を提供する。
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<来店毎に驚きを提供できる情報発信の拠点へ> |
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お客様のお腹を満たす店であれば、ファストフードでも十分事足りる、だが、来店される方にはお腹
を満たす以外に目的も求めて来て欲しいと、出身地の岐阜県食材を用いた会や、ワイン会を通して、
お客様同士をつなぎ、気持ちが安らいだりする場を提供することが地域貢献につながるのではと、独
自の飲食店への想いを語る中山氏。今後、複数の店舗展開を考えているが、業態にはこだわっていな
い。店舗が大きくなっていっても、お客様、地域の方の特性に合わせた結果、必要であれば新業態を
試みることもあるだろうと、あくまでお客様とスタッフの距離が近いお店を目指しているという。今
後の中山氏に注目だ。
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会社名 : 株式会社CLY
店舗名 : ENZO pasteria
所在地 : 東京都港区西麻布2-25-12 西麻布エイトビル1F
T E L : 03-5778-3923
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