 | VENTURE SPOT 2013年2月号 | 一覧に戻る | |
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まるよし |
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<アルバイトで接客の面白さに魅了され開業を決意> |
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飲食業との出会いはさかのぼる事11年前。串揚げ屋のホールアルバイトとして、飲食店で働きはじ
めたことがきっかけである。調理場を志望していたが、ホールでの採用となったところから始まっ
た。日々の業務に一生懸命に取り組む中で接客の面白さを知り、お客様や店舗スタッフと触れ合うこ
とにより、飲食店経営に強く関心を抱くことになる。小学生の頃から漠然と飲食店を開きたいと考え
ていた吉田氏は、実際に働くことでその想いは強くなり、新卒で飲食企業に就職する。初めて配属さ
れた店舗で、焼酎・日本酒について学び、翌年に焼酎アドバイザーを取得。その後、利酒師も取得す
るなど着実にキャリアアップを重ね、2009年4月に株式会社翔洋を起業。翌2010年5月に市ヶ谷にて、
和食店『まるよし』を開店した。
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<目指すのは、本物を、"ゆるく"味わってもらえる店> |
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『まるよし』のこだわりは何かという問いに対し、「おいしい料理とおいしいお酒を肩ひじ張らず楽
しんで頂く」ことと吉田氏は答える。また、吉田氏は、店舗の存在意義を、「料理、食材、お酒の造
り手全ての思いを、変わってお客様へお伝えすること」と考えている。そのため、『まるよし』のメ
ニューは、博多出身の料理長が、季節の厳選した食材を丁寧な料理で。日本全国の蔵元より、厳選し
た焼酎・日本酒・国産ワインを、こだわりを持って提供している。修行を重ねた料理人が腕によりを
かけた本物の料理。造り手が思いを込めて造った酒類。本物の飲食を軽い気持ちで楽しんで頂くため
のサービス。時には居酒屋利用、時には接待で、多くの方に利用してもらいたいという想いが溢れた
店内は、いつも多くのお客様で賑わっている。
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<食文化の発信基地として価値を高めていきたい> |
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飲食企業としての「まるよし」が目指すビジョンは、日本が持つ本物の食文化を改めて訴えかけてい
くことと考える吉田氏。次の店舗出店の構想も具体的だ。「まるよし」より安価で、もっと気軽に立
ち寄れる和食の居酒屋を開業したいとのこと。価格帯の低い業態で裾野を広げることにより、多くの
方に触れてもらい、食の文化的側面を訴求していき、本物が本物として評価されるような下地を作り
たい。「まるよし」は、発信基地であり、総本山として利益以上に店舗としての価値観を高めてい
く。お客様の身近な幸せを創造できるような企業として、発展していきたいと語る吉田氏の今後に期
待したい。
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会社名 : 株式会社翔洋
店舗名 : まるよし
所在地 : 東京都千代田区九段南3−2−4 2F
T E L : 03−6272−9773
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