企業情報

ごあいさつ

アルファクスフードシステム社長

お客さま、株主さまをはじめ、関係者の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

2023年12月25日開催の第30回定時株主総会ならびに取締役会におきまして、会長田村と2名代表制にて、今年度も邁進してまいります。

前年度におきましては、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進みつつある中、緩やかな持ち直しが続いている一方で、世界的なエネルギー・食料価格の高騰や欧米各国の金融引締め等による世界的な景気後退懸念など、依然として先行き不透明な厳しい経営環境が続いております。
 このような状況下、当社は、創業時より一貫して、外食企業を中心とした顧客に対し、利益追求のための食材ロス削減を実現する「飲食店経営管理システム®」、人件費の最適化や生産性を高めるための勤怠集計管理システム「Timely」を主力に「食材費」・「人件費」の二大原価の透明化を掲げたシステムをASP/パッケージシステムで提供するとともに、業界に特化したPOSシステム、オーダーリングシステム、周辺サービス等を通してトータルソリューションシステムを提供しております。
 その結果、売上高は、17億8,077万9千円、営業利益は、Orion Star社の日本総販売代理店となった双日株式会社とOrion Star社製配膳・案内ロボットに関して、国内における外食市場向けの独占販売契約を締結し当社呼称サービスショット「α8号」などAIロボットの販売を開始したことにより、これまでのAIロボットの二次開発費用528万円の償却、保守的に1,229万1千円の在庫評価減及び増資による租税公課2,096万7千円の計上を行い5,673万6千円、経常利益は、関係会社株式評価損1,999万9千円の特別損失の計上を行ったことにより3,276万円、当期純利益は1億490万7千円となりました。

今年度当社は、「飲食店経営管理システム®」、ハイブリッドクラウドパッケージ「FOOD GENESIS」のソフトウェア販売を主軸とし、当社のPOSシステムとオーダーエントリーシステムに加え、他社製品とも積極的な連動を行ってまいります。また、棚卸集計システム「棚卸探偵団」の連携により、人手不足の解消や食品ロス対策を推進いたします。その後、特許を取得している「自動発注システム」へとつながりを図るため、販売戦略と開発体制を強化してまいります。
 また、当社の顧客である外食関連企業へ、人手不足の解決の一手として配膳ロボット、除菌ロボット、除菌ゲート、掃除ロボットの導入を推進してまいります。そして、この需要に対して、当社は開発体制及び販売代理店を含めた販売体制を強化し、AIロボットについては、水平展開を強化してまいります。

これからも当社は、「食文化の発展に情報システムで貢献する」を社是として掲げ、サステナビリティとして、主軸製品である「飲食店経営管理システム®」において、食材ロスの削減により地球環境改善の「環境保護」の取り組みに関わり、さらに、特許を取得しています拡張機能「自動発注システム」では、食材発注の自動化や棚卸集計の自動化、そして配膳AIロボットも含め、社会の生産性や労働環境の改善につながる取り組みを通して、持続可能な社会をつくるために外食産業の情報システムインフラ企業を目指してまいります。 社名の「アルファクス」とは、ギリシャ語で、物事の始まりを意味する「α」と、限りない可能性を秘めた「Χ」を結びつけた造語です。ご提案するソリューションの最初から最後まで、責任をもって取り組ませていただくという私たちの姿勢を示すものです。この社名に、フードサービス業界専門の情報システム企業として、お客様と共に、業界発展のお手伝いをしたいという熱い思いを込めて、初心を忘れずに邁進してまいります。

さらなる事業発展に向け、新課題に取り組み、株主・投資家の皆様をはじめとする関係者の皆様のご期待にお応えできるよう精進し、時代を先取りした最先端な技術により、必ずお客様の繁盛に繋がるシステムをご提供し「食文化の発展に情報システムで貢献する」企業として邁進する所存でございます。

つきましては変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


代表取締役社長 藤井由実子