| VENTURE SPOT 2010年9月号 | 一覧に戻る | |
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Gott’s・Desse・MAIDO・HONA・SOYA |
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株式会社Human relations | 代表取締役:大谷大介 氏 | |
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<独立までの道のり> |
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「店長自身のビジョンが、映像としてはっきり見えるくらいでないと」こう話してくれたのは、銀
座で有機野菜を軸とした飲食店を5店舗手がける株式会社Human relationsの大谷代表だ。
大谷氏は兵庫県姫路市出身。高校卒業後神戸のレストランでコックとして働き、23歳で上京。「日
比谷バー」に入社し、エリアマネージャーまでつとめた。しかしその先となると、次は分社化により
社長になる道しか残っていない。それなら独立しようと意思を固め、日比谷バーを退職。「社長をす
るにはまず経理を知らねば」と1年間経理の仕事につき、2007年2月に30歳にして1号店「Gott's」を
銀座にオープンした。このときから目標として、「5年で3億を売り上げる」ことを掲げていたとい
う。
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<現場のひとりひとりが創造的に> |
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現在の5店舗はほとんどが30席以下、最も席数の多い「HONA」でも40席であるが、これは店長の目
が行き届き、客との会話がしやすい広さにしているためだ。いずれも決して“好立地”にあるわけで
はないが、数値計画で利益が出ることを確認し、物件を選んできたという。
店の経営は、ほとんどが店長に任されている。「現場の人それぞれが仕組みを考え、実行するのが
一番いい」という考えだ。有機野菜という各店舗共通のコンセプトは保ちつつ、店長が店舗の細かな
運営計画を立て実行する。決済は大谷氏が行うが、店舗の意向を否定することはしないという。その
代わり、店長には自分自身のビジョンを明確にすることを徹底的に求める。大きなビジョンを明確に
持ち、お互いにそれを共有しておけば、店長はそこからしっかりと育っていくという。一方で大谷氏
自身各店舗に入り込み、大きな責任を任された店長を細かくフォローすることも忘れない。
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<分社化へ向けて> |
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2010年9月には、6店舗目が銀座でオープン予定。年商は1年目から倍で増えつづけ、現在はおよそ2
億5000万円になる。目標とする数字へあと一歩だが、「ここからはよりハードルが高くなりますか
ら」と気を引き締める。
将来的には店舗ごとの分社化を予定し、さらに店舗ごとの自由度を高めたいと考えている。3億と
いう売上目標も、それを前提に考えたものだ。
また今後については、高いホスピタリティを武器に海外出店も行いたいこと、安全で高品質な食事
を安く提供するために、農作物の生産なども自社で一貫して手がけたいことなどを話してくれた。こ
うしたビジョンに向けて、大谷氏は一歩一歩着実に前進している。
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会社名 : 株式会社Human relations
店舗名 : Gott’s・Desse・MAIDO・HONA・SOYA
所在地 : 東京都中央区銀座2丁目11番1号 B1F
T E L : 03-5577-5709
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