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 VENTURE SPOT 2010年1月号 一覧に戻る
OnE drop cafe(ワンドロップカフェ)
株式会社コミュニティラボ
代表取締役:小松俊之 氏
<セントラルイーストエリアの地域活性を>

 近年注目を集める「セントラルイースト東京(CET)」地域。問屋街の衰退などにより空洞化が進 んだ神田・馬喰町・浅草橋・日本橋を結ぶエリアを、アート・デザイン・建築を通じて活性化しよう という活動が行われている。2003年の活動開始以来、撤退した店舗跡やビルの空室に多くの個性的な カフェ、ショップ、ギャラリー、オフィスなどが入居するようになった。現在その活動の一角を担う のが、2009年7月に神田岩本町にオープンした「OnE drop cafe(ワンドロップカフェ)」だ。日本・ や世界各地で出会ったローカルな食材を使った料理を提供する一方、アート・音楽のイベントも積極 的に行っている。 この「OnE drop cafe」を経営するのが、今回お話を伺った小松氏。新潟に生まれ、大学までを新潟 で過ごした。「新潟での大学生活が、この事業のきっかけになっていますね。」と振りかえる。地方 都市であったがゆえ、大学生ながら年上の音楽やアートに造詣が深い「とがった大人」に出会える機 会が多かったのだ。そうした大人たちに大いに刺激を受けた小松氏は、いつかそんな大人たちが集ま る場を作りたい漠然と考えるようになった。 大学卒業後は東京で就職、大いに充実感を感じられる仕事に恵まれ、多忙な毎日を過ごした。仕事で 一番長く携わったのは旅行情報誌。行政・旅館組合などと連携しながら、町おこし・村おこしになる 企画・実行を担当した。無名な地方の産物にスポットを当てて紹介すると、企画次第で良い観光資源 に変わることを実感した。「今やっていることは、まさにこのときの経験の延長上にある」というほ ど、「OnE drop cafe」の原点となった仕事だった。こうした仕事を続けているなかで、35歳という 節目の年を迎えたとき、小松氏は改めて自分がこれからやっていきたいことをじっくりと考えた。す ると自分がやりたいことは20代前半で考えていた「場づくり」であることから変わっていないと気づ いたという。そこで機会を待って38歳の時に会社を退職、長年の想いの実現に向け準備を開始した。

<リアルな媒体としての場づくり>

 小松氏が作りたいと考えたのは、年齢も職業も様々な人が集まる“自由な空間”。そんな場所にす るためには、カフェという業態が最もよいと考えた。立地候補は、かねてから魅力を感じていた東京 駅から浅草にかけてのエリア。かつて東京の中心地として賑わった歴史を持ち、古くから住む人も多 く独特の雰囲気を持つエリアだ。ここで物件を探すうちに出会ったのが、セントラルイースト東京の 活動をしている不動産会社。地域を活性化させようと熱い想いを持ち、さらに実際に行動している人 も多いエリアであることをこの時に知ったという。「恵比寿や中目黒といったエリアから比べれば、 立地としてリスクがあることは十分理解していました。だからこそチャレンジのしがいがあるし、こ の新しい動きがあるエリアで勝負しようと思ったのです。」と語ってくれた。  最終的に選んだ物件は、もと自動車整備工場だったというユニークなもの。シャッターや高い天井 など整備工場当時の雰囲気も残っており、以前から小松氏が構想していた「開かれた秘密基地」とい うカフェイメージにぴったりで、まさに運命の出会いだった。広々とした空間にソファーをゆったり と並べ、まさに大人の秘密基地のような独特の居心地の良さを醸し出している。また空間にこだわる とともに、東京「銀の豆」の珈琲、岐阜「エル クアトロ ギャッツ」のベーグル、鹿児島 「FUKU+RE」のふくれ菓子など、メニューにもこれまで小松氏が出会った各地の名品も揃えた。 こうして7月からオープンした「OnE drop cafe」では、実際に様々な出会いが生まれているという。 お客さん同士の思わぬ再会あり、小松氏自身にも思いがけないアーティストとの出会いあり……。そ んな場になれていることが何より嬉しいと話してくれた。

<縁ある地域の活性化を>

 「このカフェをいろいろな人が出入りし、地域を盛り上げるけん引役にしていきたい。」と小松 氏。カフェを利用してもらう間口を広げるため、ランチ営業も始める予定だ。将来的には現在のよう な街中に限らず、海や山の近くのエリア、故郷の新潟でもこのような「場づくり」をしていきたいと 考えている。さらに5年後には、大好きなハワイでの出店が目標だ。「都内に限らず、ご縁を感じる エリアに貢献したい」と話す小松氏。店舗を通じた地域活性の試みに、これからも大いに注目してい きたい。


会社名 : 株式会社コミュニティラボ
店舗名 : OnE drop cafe(ワンドロップカフェ)
所在地 : 東京都千代田区岩本町2丁目9-11
T E L : 03-5829-6822
H  P : http://www.onedrop-cafe.com/

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