あけましておめでとうございます。

　昨年は、熊本豪雨や度重なる台風の上陸、新型コロナウイルス感染症等の災害・病災に多くの方々が被害にあわれた年となりました。
　罹患された方々には、心よりお見舞い申し上げます。 　現在も、新型コロナウイルスに翻弄される日々が続く中、最前線にて健康福祉に貢献されておられる医療従事者、介護従事者の皆様へ心より敬意と感謝を申し上げます。

　昨年の日本経済におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、急速に悪化の一途を辿りました。
　お客様である外食企業の業績回復を日々祈りながら、ご協力できることは実施し、その上で当社も、創業以来最も業績の落ち込んだ年となりました。
　感染の再拡大が続いている現在も、景気の先行きを見通すのは困難な状況が続き、依然と厳しい状況にあります。
　米国大統領選において、まだ法的には何も決定していない筈ではありますが、すでに決定しているかのように報道するマスコミ各社に疑問も感じるこの頃です。
　世界経済が深刻な打撃を受けている中、不思議なほどの株高は、現在の世界経済全体への秩序の見直しを迫っているようにも思えます。

　当社は近年、創業期に業界の均一な発展のみを考えてリリースした｢飲食店経営管理システム(R)｣、そしてその拡張機能｢自動発注システム｣に経営資源を集中させております。
　特に｢自動発注システム｣については、お客様である、飲食店様の毎日の人的発注作業を完全に無くし収益力の向上にも繋がるという、当社とお客様との利害が完全に一致しており、コロナ禍においても、引き続いての推進ができております。
　一昨年より世界中で急速に認知／推進されはじめている、ＳＤＧｓ(地球が持続可能な開発目標)の浸透や、国内でもすでに施行された｢食品ロス削減推進法｣が、今後も持続して｢自動発注システム｣の需要を引き上げることは確実となっています。

　米国大統領選で見られるように、数百年に何度もない時代の激変する年だからこそ、原点に立ち返った施策を今後も次々に実施したいと考えております。
　創業時からの外食産業向け食材自動発注／適正コントロールは、それぞれの会社の抱える問題解決や経営利益率改善だけでなく、地球環境の改善も大きな目的のひとつとなっています。
　外食産業を愛し、その前提である地球を愛し、脱炭素社会、循環型社会の実現は当社の創業時から、バックヤードで設定しているマテリアリティです。
　今年も世界中で更に不透明な経営環境が続くことと思われますが、常に世界が正しい方向へ向かうように祈りながら、当社の社是｢食文化の発展に情報システムで貢献する｣の通り、これからもパイオニア精神で、真に外食企業のお客様方に感動して頂け、地球にも支持される企業であり続けるべく、日々の努力を継続して参りたいと思っております。