2005年10月14日(金)
FRのサンデーサンが、幸楽苑とFC契約し、不振店をラーメン店に

 FR中堅のサンデーサン(本社 山口県)は、大手ラーメンチェーン、幸楽苑とフランチャイズチェーン契約を結んだと発表した。
 サンデーサンは自社開発したパスタ店「ジョリーパスタ」の不振店をラーメン店「幸楽苑」へと業態転換する。
 11月から順次転換を始め、2006年3月期中に7店舗を衣替えするという。
 ジョリーパスタの店舗数は現在約260店で、特定の地域に集中出店してきた結果、50店舗が自社内で客を奪い合っており、不採算店となっているという。
 ジョリーパスタの不採算店を自社開発した和食店「陽介」へと転換する作業も今期中に本格化するが、「いち早く強い店舗に生まれかわらせるためには、強いFCと組むのが効率的」と判断したという。
 今後、他のFCチェーンとの契約も検討するとしているという。

 石原社長は今年6月に、創業者の卜部博文氏から経営のバトンを引き継いだ。

 今春までサントリー子会社のプロントコーポレーション社長を務めており、事業再建の手腕に期待をかけているようだが、プロント内で元副社長(早坂正行)が起こした10億円のリース代金詐欺事件を見抜けなかった責任を問う声もある。
 「サンデーサンを立て直すには、創業者が踏み切れないような大胆な手法が必要」と話しているという。



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