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銀座ルノアールが、こだわりコーヒー、価格は抑えめの新業態 |
銀座ルノアール(本社 東京都)は、フルサービスの新業態「カフェルノアール」の展開に乗り出すと発表した。 従来の「喫茶室ルノアール」に比べてコーヒーの抽出にこだわりを出す一方、価格帯を引き下げて集客力を高める。 不振店の改装を中心に、年内に数店舗を出店。 セルフ式の「ニューヨーカーズカフェ」などと合わせて、立地に応じて店舗形態を選択する。 実験店を東京都台東区のJR御徒町駅近くに出店、店舗面積は130平方メートル程度で、客席数は66席、価格はブレンドコーヒー、アイスコーヒーとも380円と従来業態よりも25―30%程度安くした。 抽出機械で10杯ずつコーヒーをいれる喫茶室ルノアールに対し、同店はサイホン式で一杯ずついれる。 従業員の技術が味を左右するため、従業員教育も強化する。 アイスコーヒーもあえて時間のかかるダッチ方式で作り、コーヒー専門店に近づける。 フルサービスと低価格を両立することで、中高年と若者の両方を取り込む考えで、「サラリーマンを取り込みにくい夜間帯に、若者の利用で売り上げを高めたい」という。 銀座ルノアールは比較的高価格な喫茶室ルノアールがセルフ式チェーンの成長に押されて苦戦した反省から、若者向けのセルフ式のニューヨーカーズカフェを12店にまで増やしている。 一方、フルサービスの需要も根強いため、価格を2つの業態の中間に設定した「カフェミヤマ」も4店出店している。 今後は4業態を立地に合わせ使い分け、カフェミヤマとカフェルノアールは類似する点が多いため、ルノアールのブランド認知度が高い山手線沿線でカフェルノアール、それ以外の首都圏でカフェミヤマを出すという。 |
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