2003年11月21日(金)
「築地銀だこ」のホットランドが、新FCシステムを導入。

 「築地銀だこ」を全国にチェーン展開するホットランド(本社 群馬県桐生市、佐瀬守男社長)は、300万円と従来の4分の1の手元資金で開業できるフランチャイズチェーン店向けシステムを導入する。
 残額はローンで返済できるようにし、手持ち資金の少ない個人オーナーの加盟を支援する。
 これにより主力4業態で、来年12月までに合計180店を出店する。
 FC店の開業に必要な費用は1200万円程度で、新システムでは店の内外装費や物件契約費、約900万円分を月賦制にすることで、開業時の必要資金を300万円に抑えた。
 内訳は加盟金と研修費、オーナーは毎月18万円を本部に支払う。
 従来は開業時に1200万円が必要で、脱サラなどの個人が加盟店契約をするには負担が大きかった。
 営業時間も1日8時間に設定し、パート・アルバイトを雇わなくても夫婦2人で運営できるようにする。
 出店後の店舗移動や業態転換にも柔軟に対応できるのが特徴で、ユニット式の店舗はクレーンで釣り上げてそのまま移動し、出店後により条件の良い場所に移動できるという。
 たいやき店で出店したが昼食需要が高いのでおむすび店に業態転換したい、などというオーナーの要望にも応える。
 店舗は同社が桐生市に持つ工場で製造している。
 同社が運営する4業態に同システムを適用し、2004年12月までにたこ焼き店を70店、たいやき店を50店、焼き鳥店を30店、おむすび店を30店開くという。
 特にショッピングセンターの駐車場や百円パーキング内への出店を加速し、店舗当たり月商は全業態とも400万円を見込む。
 同社が展開する300店のうち約100店がFC店で、うち個人オーナーは1割にとどまっており、高額な初期投資や夫婦二人での運営が難しい点などが障害だった。
 新システムで個人オーナーの比率を高め、出店に弾みをつける。

【参考】ホットランドが運営するFCチェーン      
店 名      業 態  店舗数(11月現在)  2013年までの目標店舗数
築地銀だこ    たこ焼き  290          500
お米はん     おむすび    6          500
鎌倉山あずき茶屋 たいやき    2          500
ほっと屋     焼き鳥     7          500
月のあかり亭   豆腐料理など  4          100
鉄板食堂     お好み焼き   3          100



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